okura masashiko blog

大蔵雅彦 / 1966年生まれ、アルトサックス、クラリネット、作曲。Gnu、室内楽コンサートシリーズ、Active Recovering Music 、Bject、they live、A/S などで活動。No Schools Recordings主催。

【自転車】スーパーヒルクライム2010 in TOYO TIRES ターンパイク

2010/9/26 sun.
ロードに乗り始めて3年目、初めてのレース。旧称箱根ターンパイク13.782km/標高約1,000m。

強羅某拠点を8時半に出発。国道1号を下り湯本を過ぎて自走でターンパイク入口に着くと、エンジン付き走り屋のメッカがそこらじゅう色とりどりのローディだらけでかなりの非日常的眺め。もう緊張は吹っ飛んで嬉しくて身体がフワフワ軽い。天気は快晴だけど暑すぎず半袖ジャージ、アンダーウェアなしでちょうど良いくらい。トンボ飛ぶ中受付を済ませて荷物預けてそのへんをウロウロして軽くウォーミングアップ。もっともそのあとスタート地点に並んでから1時間以上待たされたので結果的にあまり意味なし。

スタートは、料金所ゲートをくぐってから30人ずつの小集団で1分間隔で順次に。私の出走は11時過ぎ頃。直前にパワージェル摂取。ドリンクはCCDをいつもの倍の濃度で作ってボトル1本。初っ端から10%ある傾斜を、呼吸のリズムをひたすら意識して登りはじめる。ふと見るとメーターのスピード/距離/ケイデンスが作動してない。心拍計は動いている。本番はアクシデントがあるもの、と気持ちを切り替える。道端所々に立札で距離が表示されているので、それとトップチューブに貼ったコースプロファイル(大会HPにあった距離/区間斜度)を目安に走る。結果的には走ることに集中できて良かったのかも。心拍は終始185を切ることがなくちょっとキツい場所では190を超える。踏み過ぎないように注意してじりじり進む。そしてダンシングを普段より意識して多めに入れて走る。これは今回の自分への課題。

プロファイルの通り脚を止めて休める場所は確かに終盤までほぼ無し。しかし私はペース変動の少ない上りっ放しのコースのほうがアップダウンコースより好きなので問題なし。いつも練習している箱根旧道よりその意味では走りやすいとも言える。路面も綺麗だし。同じ山なので共通する空気感もあり半分ホームゲームな気分。

7km地点手前あたりからかもっと手前からだったか、後方スタートの強い人たちに時として集団で抜かれる事が増えてくる。付いて行きたくなるのをこらえてテンポ走。

中盤では、スタートも近かったシングルギア+ずっと下ハンダンシングという凄まじいライダーと抜きつ抜かれつしつつ進む。あとフォンドリエストに乗った方にも何度かペースを作ってもらいました。このお二人にはこの場でお礼。そうこうしているうちに脚は正直で34x27に逃げる時間が増えていく。弱い!

10kmを過ぎてしばらくすると2回だったか短い下りが現れる。こういう場面での力の配分がどうもよくわからない。けどロードレースっぽくて楽しい。下ハン持って50x12の許す限り踏むがおそらくフロント54Tを装着した猛者さん達がどんどんパスしていく、のでちょっと後ろに付かせてもらう。ゴール前はまたちょっと下って最後に短い登り。ブラケット持ってアウタートップでスプリントして最後のエネルギーを放出してゴール。タイムは辛うじて1時間切り。寒かったので大観山頂に長居はせず、リザルト(発表早かった)を眺めて荷物受け取り元箱根経由で強羅までのんびり自走で帰る。お土産に貰った青いミカンは途中で食べた。

ともあれ最高の天気と素晴らしいコースで初レースを体験。走る前は「まあ完走できれば」だったのが終わると「メーターが動いてれば、クルマで試走してればもっと頑張れたかも」になってるのがなんとも。来年も開催されるなら鍛え直してぜひ参加したい。参加者と関係者の皆さんおつかれさまでした!あと、沿道で見知らぬおっさんに声援を送ってくれた皆さんもありがとうございました。「頑張れー」があんなに効くものだとは知らなかった。

上は当日の写真じゃないけどこんなかんじの天気だった。11.5km地点。
下は当日の愛車。ギア50-34T x 12-27T タイヤ空気圧9.5bar