okura masashiko blog

大蔵雅彦 / 1966年生まれ、アルトサックス、クラリネット、作曲。Gnu、室内楽コンサートシリーズ、Active Recovering Music 、Bject、they live、A/S などで活動。No Schools Recordings主催。

gnmm 終了

4/6(水)、池袋の新しいスペースミュージックオルグgnu/mmmやってきました。来てくれたお客さん、関係者各位、ありがとうございました&おつかれさまでした。

最初のmmmは千葉広樹、宇波拓とのトリオ編成で全ての線が追えるドラムレス。美しかった。千葉氏の細いボディのウッドベースが、特に弓弾きのときちょっとチェロっぽい響きで楽曲と編成に良く合っていた。
次はgnu

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dust princess hotel (2010)
untitled (2011)
human oil (2001) with 千葉広樹:violin
round 2 (2002) with mmm:flute

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1曲目dust princess hotelの第3楽章はバスクラとエレピで輪唱になってます。2曲目のuntitledは実は中止にした3/12のHOSEgnuのために書いた曲で、せっかくなのでgnu単独のレパートリーに加えました。いずれHOSEgnuでもやります。こういうコードひとつかふたつのシークエンスでサックス吹きまくる曲はひさしぶり。human oilは3rdアルバム"suro"に入っている曲で3年ぶりくらいに演奏しました。後半の延々と続くアルペジオ部分は2001/9/11直前に、前半のファンク〜ソウルな部分は2001/9/11直後に書いたものです。千葉広樹氏にぶっつけ本番でヴァイオリンで参加してもらいました。空気が変わっていいです。ヴァイオリン入りの曲は今後も登場するであろうと予告しておきます。最後の輪唱曲round 2はmmmさんにフルートで入ってもらいました。mmmさんのフルートはテニスコーツの”バイババビンバ”での演奏が好きなのでいつか一緒にやってみたいと思ってました。
最後は全員でgnmm(ヌーマイモー)。

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マジカル・オムニブス号/mmm
When you were mine/Prince
Girls just wanto to have fun/Cindi Lauper
Be a hobo/Moondog

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1曲目はmmmさんの曲。2曲目3曲目は本企画黒幕宇波君の選曲。ところで"Girls just wanto to have fun"にはビートを弱めたバラード風リミックスがあります(公式には見当たらないのでブートかも)。90年代半ばから後半頃、powernipplesという女の子二人組のDJチームと仲が良くてしょっちゅうパーティに遊びに行ってたんですが、そこで彼女たちがパーティの最後によくかけてたのがその"Girls just wanto to have fun"バラードヴァージョンでした。お客さんもほとんど帰ったクラブで、一人が回してもう一人の相方が無心に踊っている姿をなぜかよく覚えてます。
最後のムーンドッグの曲は私の愛唱歌。よく家で妻と二人で歌ってます。大人数でやると実に楽しい。ムーンドッグの輪唱曲は私にとって、感情の流れでありメカニズムでもある音楽という形式の秘密に迫るカギのひとつでもあり、gnuのアイデアの源のひとつでもあります。